講師BLOG
講師杉浦ルリ子のブログです
五月になったら単衣(美しいキモノ春号より)
初げいこ
みなさまご機嫌いかがですか。
寒波の影響で寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
先日よりインフルエンザが猛威を振るっておりまして小学校や保育園などお休みをしている地域があって、心配しています。よく食べ、よく寝て、元気に乗り越えてほしいと思います。
さて、我がお教室の初げいこですが、皆様一段と美しくなられてのお稽古となりました。
コツコツと続けてこられたY・Sさんは、新年早々成人式のメークを仕事としている日を目の前に気合の入ったお稽古となりました。このところ袴のお稽古に夢中、Y・Sさん自身も着物を着てうっとりしていました。人に着つけるのもいいですが、やはり自装した満足感は、何とも言えません。
N・Mさんは持ち前の粘り強さで2月の結婚式に向かって見事な二重太鼓を結んでいました。新年に自宅でお客様をお招きしたそうですが、着物を着ておもてなしされたとのことでした。素晴らしいし、今までにない経験に満足したことと思います。
S・Sさんは初釜で着た着物に合わせる帯を今までとは視点を変えて名古屋帯にしてみたそうです。最近のS・Sさんはメークも専門家に習い若々しく感じます。5歳以上若返ったように感じました。お稽古で着た一つ紋付きの色無地の着物はお母様より頂いたお着物だそうで気品のある作品です。一度は着てみたいお色でした。末永く着られそうです。大切に着てほしいです。
良いお年を
秋の午後
2016年10月29日
皆さまご機嫌いかがですか。すっかり秋らしくなってきました。
昨日は、インテリアセミナーに着物で参加いたしました。
大島紬の着物に更紗柄のしゃれ袋帯を組み合わせて、帯の色と帯締めの色を同色系でまとめてみました。小柄な私は、帯で全身を区切らないようにしてみました。着物に流行はないとは申しましても、古臭くなくトレンドに逆らわないところが難しいですね。
このセミナーは、いつの参加も内容の充実さに驚かされます。ハウスオブポタリー鎌倉のオーナーさんが先生です。
学ぶって何時でも嬉しい瞬間です。日常困っていたことのヒントが得られ解決の糸口を発見できます。そんなわけで、次回の参加も絶対外せません。
セミナーは、午後1時から始まりました。玄関を入ってすぐにとてもいい香りでのお出迎え、甘い香りでした。部屋中がインテリアセミナ―の講師である洋子様のセンスです。特に本日の驚きは、壁一面がマスタードイエローに塗り替えられていたところでした。更に、本題に入ってからは、鏡を使ったインテリア。刺激がいっぱいで、自宅の鏡は、インテリアとしての有効利用などしていたのかしらと、改めて考えさせられました。セミナー後は心温まるアフタヌーンティーでした。テーブルクロス・食器・小物全てがトータルでコーディネートされていました。ベースになった色は濃紺でした。大好きな憧れの設定でした。
前撮り 七五三
2016年8月19日
皆さまご機嫌いかがですか。
毎日暑い日が続いています。我が教室の生徒さん、皆さまお元気そうで何よりです。
さて、私は8月に入りまして大きなイベントを体験しました。
8日に浴衣会。15日は七五三の前撮りでした。
七五三の撮影は11月の行事ですから着物は袷でした。孫のはかま姿は貸衣装のため着付けはお願いし、娘には紋付の訪問着を着付けしてその後、私が訪問着を着ました。
当日までに必要なものを準備し、中でも特に役立ったものの一つ、それは手鏡でした。
着物は左右対称に仕上がっています。背中心がきちんと合っていないと着崩れの元。私が着ている間の補佐として傍にいるはずの娘が、急に孫の様子を見に行ってしまいまして、後姿の確認ができません。いつでもどんな時でも最後まで自己責任を肝に銘じていた私でしたが、これからも、そのようです。小さな手鏡さんに助けら手ました。
まだまだ暑いですがお体ご自愛下さい。
皆さまも秋になりましたら着物を着てお出かけして欲しいです。きっと今以上の美しさを発見できますよ。
ひもを締めるたびに背筋が伸び、着物が肩にのったら役者気分に気持ちの切り替えが始まります。是非体験してみましょう。皆さまお教室をのぞいてください。お出かけください。先ずは、浴衣から始めてみましょう。
浴衣姿 変身大成功
2016年8月10日
皆さまご機嫌いかがですか。
日本で2番目ぐらい暑かった日に、昨年イギリス旅行に行った仲間とlunch&「浴衣会」をして楽しみました。
イギリスアンティークショップHOUSE of Pottery社長の変身ぶりにびっくりです。
美味しいコース料理のstart。笑顔がとっても素敵ですねえ。
浴衣を着た姿はいかがでしょう。社長は、高校生の時に浴衣を着て、それ以後ほんとに久しぶりの着物姿です。何しろ色白で、襟足が美しくお着物がとてもよく似合っていました。ご自分の美しさに気が付いていなかったようで、モデルさん並みの美しい洋子様でした。ご本人もびっくりして驚いていました。「こんなに美しい私だったかしら」と、心の中でつぶやいていたことでしょう。
着物姿になると食べ方も美しい流れとなり、何時もより優しさや美しさを感じました。
何を着てもかっこいい洋子様です。
次回を楽しみに。
我がお教室の生徒さんには授業の時詳しくお伝えしますね。
皆様お元気で。
喉の治療中
2016年7月25日
皆さまご機嫌いかがですか。
鎌倉の花火大会は無事におわりました。楽しんで来られた方も多いと思います。
当日の夕方大船駅周辺で浴衣姿の人をたくさん見かけました。
皆さまの着丈はかなり短めに着つけていましたので涼しさを感じました。暑い夏はここが大事です。浴衣姿は涼しそうに感じてもらうことが1番です。帯結びは、一文字の人が多く、手結びされていた人は一人も見かけませんでした。
浴衣の柄は、はっきりとした色の花柄がおおく、皆さまの個性にピッタリ合った浴衣選びをしていました。
何日も前から、浴衣で会場へ行こうと準備されていた方は、流石に美しく、また、小物やhairアクセサリーの使い方が上手でした。
花火大会や成人式、卒業式、七五三など年中行事のある時は、大いに勉強になるので、欠かさず駅前など見に行きます。やはり日本の夏っていいですねえ。皆さんウキウキ嬉しそうに会場に向かっていた姿にこちらも元気になりました。
実は、私のことですが、ここ1か月間、のどの調子がおかしく治療中です。原因は声の使い過です。耳鼻科の先生は、「こえを出さないでいること。」守らないとガラガラ声は治りません。だそうです。人と話してはいけないんです。とても困ってしまいます。人様に会うときは、首から「私はしゃべれません」と看板をぶら下げたいくらいです。授業も困りました。この先は、しゃべらず早目に直します。
今月の授業はほとんど筆談と真似をしてもらった授業になりました。皆さまに迷惑をかけました。何時もの様に言葉で伝えられないため、細かい手つきや手の技は、生徒さん自らじっくりと見て真似をしてくれました。ご協力有り難うございました。
14回のお稽古
2016年6月22日
皆さまご機嫌いかがですか。
梅雨に入りましてまとまった雨が降りませんが、昨日のお稽古では、皆さまお車に感謝の日となりました。
S.Sさん入学以来14回だけのお稽古ですが、本当に別人になっていました。「なぜ?どうして?」ここまで変身できたの?S.Sさんは、何しろ美くなりました。髪はlongにし、コンプレックスビズのアクセサリーでmodernなシニオンの髪型に。
S.Sさんの今日の受講内容は、毎年町内会の盆踊り大会で浴衣を着て、一文字を結ぶためのお稽古です。
8月の本番まであと1回あります。頑張って欲しいです。
N.Mさんは、ひと月前の個人稽古の効果でしょうか?帯の扱いが非常にスムースで、ここでも「あれ?どうして」ここまでできるようになったの。などなど。皆さますごい成長ぶりでした。
話は変わります。明日の個人稽古のY.Sさんは訪問着の着付けです。来年の成人式の日に備えて補正をしっかりお稽古してもらいます。補正とは、着物をお着付けするとき、分かりやすく言うと、家を建てる時の基礎となる大切なところです。指導をする私としては、何しろ奥が深い内容なのでどこまでお伝え出来るかしら。Y.Sさんはプロの美容師さんです。心配ご無用。
夕涼み
2016年6月20日
皆さまご機嫌いかがですか。
梅雨に入りましてから、まとまった雨が降らず困ってしまいますねえ。
明日は、我がお教室のお稽古日です。お一人ずつお稽古の内容が違っていますが、お着物を着るお稽古の方は浴衣でもOKとしています。1年1年暑さが前倒しになりまして、この先も暑さとの戦いです。
さて、昨日、横浜高島屋の呉服売り場へ行ってきました。店員さんはやはり浴衣対応でした。きちんと説明してくださる時も着物を着ている姿は、美しく感じました。
ちょっと風変わりな着物と帯の展示品のご紹介をいたします。「ろっこや」というお店の出店がありまして、スタジオは豊島区の駒込にあるそうです。
モダンな浴衣地は、めったに見られない斬新ながらでした。その他にもオーナーさんが、ニューヨークで仕入れてこられた布で着物を作っていたり、昔の浴衣なのに帯を今どきの帯で古臭さを感じさせないところありで、なるほどなあと感心しました。そのうちスタジオ訪問してみたいです。
継続は力なり
2016年5月19日
皆さまご機嫌いかがですか。
今年からマンツーマンクラスがスタートしました。
懐かしいと思うくらいお稽古日に間が空いてしまったY.Sさん。仕事の都合で5か月振りのお稽古でした。遠方より出かけてきて何しろ根気強い生徒さんです。彼女は、美容の専門技術者でありながらヘアーとメークもプロです。とても器用な方です。我が教室では一番の先輩です。
昨日のお稽古は、振袖の着付けでした。基礎をしっかり学び続けてきたおかげでしょうか、指導していく中で「Y.Sさん、こんなにもできることの数が増えたの」と、感じた瞬間にであいました。きっと体が覚えていてくれたんだなあと嬉しくなりました。継続は力なりです。
振袖は、若いお嬢様の第一礼装です。Y.Sさんが成人式で着た着物を使ってお稽古しました。見事な刺繍襟のついた長襦袢に触れて見惚れてしまいました。保管がよろしく感心しました。
次回も着物と長襦袢のお稽古ですが、ヒップと胸元の補正をしっかり補正したいと思います。
振袖着付けでも訪問着でもすべてボディーをずん胴にします。タオルや綿、ガーゼ,さらしなどを使って仕上げます。かなり難しい技術です。日々のお稽古は、隙間時間に一つずつおさらいするといいでしょう。