結城紬
2019年12月27日
12月中は、出かけるたびに感謝したい着物です。
新年を迎えてのお食事会にも着ていくつもりでいます。
亀甲柄を見ればすぐにピントきます。「結城ですね」絹織物の一種の紬の織物です。茨城県と栃木県の鬼怒川沿い一体で産出する、日本を代表する紬織物です。
軽くて暖かく、柔らかな独特の地風が魅力です。着るたびに仲良しになっていく着物です。亀甲絣や、十字絣が多いです。
私の結城紬は上質なものではなく亀甲絣の文様は見られませんが、経糸、緯糸共に真綿から引き出す手つむぎ糸を用いて作っている感触が感じられます。織の着物の仲間でも特別なほっこりと、ぬっくりとした感触です。大切な一枚です。