初釜

2023年2月9日

皆様ご機嫌いかがですか。

1月14日は、初釜でした。

小雨模様の1日でしたが寒さは程々で、有り難い1日でした。

亭主の心のこもった茶室は、静けさにつつまれ鎌倉の澄み切った空気を感じました。

平和であればこそのひとときです。有り難い思いでした。

席入りをして、鉄瓶の湯の沸く音、床の間の掛け軸にうっとりしていると、突然目に入ってきた見事な枝振りは、蝋梅でした。その後,鉄瓶の拝見へと進みました。先輩の後ろ姿は、お手本にさせて頂き有り難いです。

 

さて、私の当日の着物は、訪問着でと思っていましが、どうしても着ていきたかった1枚がありました。

松尾光琳さんの付下げで、格式の高いお茶席にと思って準備しておいた付下げでした。肩に着物が乗った瞬間,今日の1日を応援してもらえそうな気がしました。長襦袢は礼装用です。半襟は正絹の唐織りで着物を引き立ててくれました。着物や帯は楽しみにしていた日をひたすら応援してくれる縁の下の力持ちです。

我が教室の着付けは,長襦袢までの下着の着方にこだわり,しっかり補正をします。ここまでがしっかりできますので、帯を締め終わった後も、ほぼ手直しいらずで気持ちのいい着心地でした。

 

皆様にも是非着物を着ていただきたいと思います。応援したいです。

おまけの話になりますが、来年は訪問着を着ます。