裾除け
2016年3月18日
皆さまご機嫌いかがですか。
さて、今月のお稽古では、裾除けについてみっちりお稽古しました。裾除けは、和服用の下着です。腰に巻き付けます。長襦袢の裾の汚れを防ぐために巻くものですが、そのほかに、下腹部の余分な身体のたるみを上に持ち上げる役割を持っています。
最近、この裾除けと肌襦袢がつながっているワンピース型のタイプをお召になられる方が多いようですが、是非一度見直してみていただけたらと思っています。お腹のたるみを持ち上げると背筋がすっきり伸び、着物を着終わった後は、裾つぼまりに仕上がります。一度体験してみませんか。簡単な技ではないのですが、今日の生徒さんはよく理解できまして「下腹部が上がるって、こんなに気持ちがいいんですね」と感想を聞かせてくれました。毎日の隙間時間にお稽古してみましょう。また、来月もおさらいする予定でいます。